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Ubuntu上にWindows8を入れ、ScanSnap iX500を使う

大して広い所に住んでいるわけでもないので、場所を取っている本や紙を駆逐するために、ほぼ定番ともいえる PFUのScanSnap iX500 と断裁機 200DXのセットを購入した。

だが、あいにくとiX500は、そのままではまだLinux上で素直に使うということはできないようだ。スキャンプログラムの代表であるSaneのチームで対応の努力は行われているようだが、少なくともUbuntu 13.04の時点で何もせず使用できるようにはなっていない。また、いかんせんスキャナーとして動作するようになったとしても、当面それは単純に画像取り込みが行えるようになるというだけであり、Windows/Mac上でのユーティリティがもっているような様々な補正機能や連続取り込み、他のユーティリティとの連携などの機能はPFUがLinuxに対応するか、あるいはScanSnap関連のユーティリティをすべてクラウド/Webアプリ化するかしてくれないかぎり望むべくもない。

私はWindows Vistaの動くセカンドマシンを持っているには持っているが、取り込みの度にいちいちこのマシンを起動するのもあまり気が進まない。

そういったわけで、Ubuntu 13.04上で、仮想マシンにWindows 8をインストールしてこれをScanSnapの読み取り環境として使用することにした。いささか勿体ないが、基本そのためだけにWindows 8のDSP版も購入した。

ここでその手順をメモするが、基本的なポイントは以下の5つであった。

1. 仮想マシンにはOracle VirtualBoxを用いる
2. VirtualBoxはroot権限で動かす
3. VirtualBoxのGuest Additionsをインストールする
4. VirtualBoxのエクステンションパックをインストールする
5. VirtualBoxでUSB機器(iX500)を認識させる設定をする

それでは各項目について順次説明する。

1. 仮想マシンにはOracle VirtualBoxを用いる
kvm-qemuも試した(virtmanagerを用いた)のであるが、kvmではまずゲストとして設定可能なWindowsのバージョンは今のところ7までであった。Windows 8もWindows 7のつもりでインストール自体はできるが、インストールした後、モニターの解像度が最低の1024x768しか選択できなかったり、仮想マシンのWindows 8を正常にシャットダウンできなかったり、またiX500も結局正常に認識させることができなかったので今回は断念した。

VirtualBoxの方では、Windows 8もゲストのリスト内にあり、今回の目的にはよりマッチしていると感じた。なお、仮想マシンのディスク容量は、今回40GBとした。今回の設定を全て終え、Windowsのアップデート等も終了した時点で、約22GBの領域が使用された状態になった。ほとんど余裕はないが、スキャンしたデータは仮想マシン内に置くことはないのでよしとする。

2. VirtualBoxはroot権限で動かす
これは、どうもroot権限でないと、USBデバイスへのアクセスが正しくできない節があったのと、項目4でエクステンションパックをインストールするときにもroot権限が必要だからである。端末から起動するなら普通に

sudo virtualbox

でいいし、私はデスクトップにUnityではなくCairo-dockを選択しているので、Cairo-dock上でランチャーを作り、
実行するコマンドとして

gksudo virtualbox

と設定した。これで起動時にパスワードを尋ねられ、root権限でVirtualBoxを起動できる。

3. VirtualBoxのGuest Additionsをインストールする
Windows 8のインストールは普通に行えばよいが、インストール直後はやはり画面の解像度が低い値しか選択できない。これは、VurtualBoxのウィンドウのデバイスメニューの一番下にある項目、「Guest Additionsのインストール…」を選択し、表示されるGuest Additionを指示に従いインストールすればよい。experimentalとして、Direct Xのサポートを有効にする拡張機能がインストールされるが、これによってモニタの物理解像度ほぼ一杯の解像度が選択できるようになる。VirtualBox自体のメニューやら通知領域のため、最大解像度よりわずかに小さい画面になるようである。私の物理解像度1920x1080のモニターの場合、1910x1003が設定できた。この上に1920x1440もあったが、これを選択するとかえって使い勝手が良くないのでやめておいた。

追記 2013/07/02
その後、VirtualBoxをフルスクリーンビュー(デフォルトでは右Ctrl + F)で使用するとディスプレイの物理解像度に合わせてWindows解像度も追従することがわかった。

4. VirtualBoxのエクステンションパックをインストールする
この手順は若干注意が必要である。このパッケージはVirtualBoxダウンロードのページにあるのだが、ここから直接インストールしようとするとうまくいかない。それは、このページ内のリンクをダブルクリックすると自動的にVirtualBoxが起動してこの拡張パックを読み込もうとするのだが、この起動するVirtualBoxは最初にroot権限で起動したものとは別インスタンスであり、一般ユーザー権限で動作しているので、必要なファイルを書き込むことができないのである。したがって、上記のページから直接インストールを行うのではなく、上記ページから、いったん拡張パッケージを任意のフォルダにダウンロードする。なお、バージョンが、このエントリ執筆時点で、VirtualBoxの

4.2.12
4.1.26
4.0.18

用の3つある。いずれも、"only"と書いてあり、一方でUbuntuパッケージのVirtualBoxのバージョンを調べると、
dpkg -l virtualbox
ii virtualbox 4.2.10-dfsg- amd64 x86 virtualization solution - bas
と表示され、4.2.10のようである。これだとどの拡張パックも使えない可能性があるわけだが、幸い私が試した限りにおいては、4.2.12用のパッケージを使用してとくに問題は起きなかった。で、インストールの方法であるが、root権限で起動されたVirtualBoxのマネージャウィンドウの方で、ファイル→環境設定→機能拡張と選択し、そのウィンドウでリスト(最初は空のはずである)の右に表示されている"パッケージを追加"ボタンをクリックして、先ほどダウンロードしておいた拡張パッケージを読み込み、インストールする。成功すればこのウィンドウのリストに読み込まれたパッケージが表示される。
virtualbox1.png
5. VirtualBoxでUSB機器(iX500)を認識させる設定をする
次に、VirtualBoxマネージャウィンドウで、仮想マシン→設定を選択し、仮想マシンの設定ウィンドウを開く。そして、このウィンドウのUSBの項目で、「USBコントローラーを有効化」(たぶん最初から有効になっている)「USB2.0(EHCI)コントローラを有効化」が両方チェックされた状態にし、さらに、必要に応じて、この画面右のフィルター追加ボタン(緑の+アイコンのボタン)をクリックして、USBデバイスフィルターとして「Fujitsu ScanSnap iX500」が追加、選択された状態にする。

この状態で一度ゲストのWindows 8をリブートし(必要ないかもしれない)、仮想マシンウィンドウのメニューからデバイス→USBデバイスと選択して表示されるメニューから、iX500を選択すれば、晴れて仮想マシンに対してiX500が接続された状態になるはずである。あとは普通にWindows 8上でユーティリティやドライバのインストールを行えばよい。

以上で、ほとんどネイティブ環境と変わらない快適さで取り込み処理を行えるようになった。
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